Tさん

まだ、日本では、再生可能エネルギーとかいうと、
「現実ではない」とか、のたまう非現実な夢想家がいるのですが(夢から醒めたくないのです)、
例えば、オーストリアでは、
1978年に国民投票を経て、脱原発を決定。
さらに、オイルショックがあったので、
安全保障的な観点から、
再生可能エネルギーへの転換に拍車がかかりました。
(エネルギーの地産地消です)
今、エネルギーの3割は、再生可能エネルギーです。
ウイーンには、世界第一とか第二位とかいわれる、
再生可能エネルギー(木質バイオマス)プラントがあります。
例えば、ギュッシングというオーストリア東部の町は、
人口が4000人とかになり、
限界集落化してしまったのですが、
木質バイオマスを中心とした、再生可能エネルギーに力を入れて、
なんと、新規雇用が1000人生まれ、税収は3倍に伸びています。
ただし、大事なことは、再生可能エネルギー(木質バイオマス)は、発電がメインではなく、熱利用がメインです。
熱利用のほうが、はるかに効率的です。
たしか、オーストリア大使館も、日本政府に、先進国として、「バイオマスは、発電よりは、熱利用を」とアドバイスしていると思いますよ。