先入見(先入観)は、歴史認識にマイナスになるとよく考えられていると思うのですが、ガダマーは先入観が歴史認識に積極的な役割を果たすというのは、カントのコペルニクス的展開を思い出します。バラモン教の因果論に対する仏教の展開も思い出します。


ガダマーの解釈学で、「対話」は重要な概念みたいで、アクティブ・ラーニングの視点を思い出します。グループでも全体でも、個々の対話でも、その時の合意を目指せばいいのだと思う。



視点をもたない歴史学者はないし、歴史認識もない。だからそのことに自覚的になることが大事だと思います。