トレードオフであることを強く思う。


僕はどんな仕事でも、
基本的に定時に仕事が終わるようなあり方が正しいと思う。
そのために何ができるかという発想になるから。
そこから、計画も仕事の仕方も見直される。工夫も生まれる。


世の中には、いろいろな状況でみんな仕事をしています。
家族を一番に大切にしたいという人もいるし、
子育てをしながら、はやく家に帰らないといけない人もいるし、
一日中、仕事をしたい人もいれば、余暇や趣味などを大事にする価値観の人もいる。
いろいろな人がいる。


時と場合によるけれど、
基本的に
僕の仕事で言えば、勤務時間外でも授業の準備をするのは当然だと思う。
でも例外がもちろんあるけれど、緊急のもの以外の会議などで勤務時間外の時間を拘束するのは違うと思う。


僕は基本そういう考え方の人なので、定時に帰れることなんてほとんど、いやまったくと言っていいほどないけれど、自分がやれる範囲でそうなるように努めています。






例えば、
その場でフィードバックすることや、
短い時間に片付けられることは、先のばしにしないで、すぐにやるようにしています。
テストのまるつけなど(これも例外があって、できない時もある)は、その場でやります。
フィードバックは時間をおかない即時フィードバックが効果的だと思います。
それが、多くの場合、最もコストが少なく、効果が高いです(場合によっては、時間が必要な時もある。)。
テストの場合、その場でマル付けをし、間違い直しをするようにします。
だから基本的にテストの丸付けなどは放課後に残さない方針です。
テストを持ち帰ると、また返す時間もコストになります。
このほうが僕にとっても、子どもたちにとっても幸せだと思います。


細かい仕事も、その場で終えられるようなものはすぐにやったほうがいい。多くの人がそうだと思うけれど、隙間時間を縫うように仕事しています。


こんな小さい工夫を積み重ねたいと思っています。


会社などの全体の仕組みを動かせる人も、こういうコストのことや多様な状況と価値観に中に生きている人たちのことを考えたほうがいいと思う。正論や理想論を言うのもいいけれど、全体の計画や仕組みを見直す必要があるのではないでしょうか。



でも他の人は、なかなか変わらないので、自分を変えることに集中するしかない。
大事なのは、折り合いながら、自分のできることに集中すること。



国が変わってほしい。
自分が変わるしかないか。



過労死は人災だと思う。殺人だと思う。
逃げる思考力も奪われてしまったのだろうか。


亭主関白な価値観の押しつけ。パワハラ。一緒に働いている人たちのいじめなど。大人もいじめする。



最初に正社員で働いていた塾はものすごくブラックだった。死も近くに感じた。
一睡もできないこともあったし、日々の睡眠時間が少なすぎて、体重は、大人になってからはじめて50kgだいになって、マッチ棒みたいになってしまったこともあった。川崎駅で電車を待っている時に、なぜだか涙が流れ出てきて、呆然と立ち尽くしたことがあったの忘れられない。


塾は、中間試験などの対策、夏期講習、冬期講習、受験対策、営業など、一年中とんでもなく忙しい。今の仕事はまだ夏休みなど、少しこころを落ち着けて考える時間が塾に比べればたくさんある。でもたぶん僕が働いていた塾がとんでもなくやばいところだったのかもしれない。僕と一緒に働いてた人は室長も副室長も、その他の人もほとんどやめてしまったから。



あれに比べると今の仕事は、どこでもオアシスみたいだと思う。




塾で働く前の4、5年間も、かなり真面目にど根性的ないろいろな活動の仕方、生き方などをしてきたので、僕の価値観も変わっていったのかもしれない(その前の4年間くらいはめちゃくちゃ)。他にも知ることでも変わっていく。十代の中盤ぐらいからいろいろあって、今よく生きてる。


いろいろ考えて振り返っていたら、こんなところまで。だけどもう時間がない。