「心の目がまばゆい光と暗黒とをいちばん多く見つけるのは、どこよりも人間のなかである。心の目が見つめるもので、人間以上に恐ろしく、複雑で、ふしぎで、無限なものは、なに一つない」(辻昶訳『ヴィクトル・ユゴー文学館1』)

「海洋よりも壮大なる光景、それは天空である。天空よりも壮大なる光景、それは実に人の魂の内奥である」(ユゴーレ・ミゼラブル豊島与志雄訳)