やっぱりヴィゴツキーが今やっていることの説明を補強してくれた。

概念は体系のなかでのみ自覚性と随意性を獲得することができる。自覚性、体系性は、概念に関するかぎり、まったくの同義語である。それは、ちょうど自然発生性・非自覚性・非体系性が、子どもの本性のなかの同一のものを呼ぶ三つの異なる言葉であるのとまったく同じである。(『思考と言語』ヴィゴツキー、新読書社、2001年、267〜268項)

柴田義松『ヴィゴツキー入門』からの孫引きです。

アトウェルがジャンルスタディでそのジャンルの知識体系を子どもたちが作るようにしているけれど、この実践はとても合理的だと思う。子どもたちの中に、そのジャンル(概念)の知識体系があれば、その後のミニレッスンの事例(テキスト例)の受け止め方、またリーディング・ワークショップの中での読み方が違ってくると思います。

ヘルバルトの観念類化理論から一本筋が通りました。


自分の観察によると、実際に違ってきます。書くというのは、とても自覚的な行動なので、子どもたちが書いたものを見れば、この学習の影響を見ることができます。
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