体系的な知識は、階層的になっている。大きなテーマがあって、下位の概念とツリー構造で階層を作っている。「知識はさまざまな関係によって他の知識と結びついているが、特に大事なのは階層的な関係である。概念は、最上位の『もの』、『こと』などから、具体的な『チワワ』、『東京オリンピック』に至るまで、階層的な関係を築いている。こうした関係が存在することで、上位の概念に適用できる用語や性質はそれよりも下位の概念に必ず適用できるという便利な性質が生まれる(これを属性の継承という)。『チワワ』は『もの』の階層の下にあるので「重さを持つ』、生物の階層の下にあるので『呼吸をする』、哺乳類の階層の下にあるので『卵から生まれるわけではない』などの性質があるが観察なしでわかる」鈴木宏昭『教養としての認知科学』p44 やはり思考経済でもある。

わし、かなり重要なこといってる。体系ってのは、思考経済なんだな。間違いなさそう。