民主的な社会とは、法が少なくて制度が多い社会である。(ドゥルーズ

ジャンバルジャンが法に対して、ものすごく憎しみ怒っていたことを思い出す。ドゥルーズの法って、刑法のことを意味するのかな?法を離れて制度もないように思うけれど、やはりどういうことなんだろう。

規範的な法で違反した人たちを罰するよりも、医療制度や教育制度など、生活を支える仕組みの方が大事なんだと思う。そういった仕組み作りを十分にやるべきなのに、緊縮策をするのはおかしいと思う。

イギリスの話だけど、緊縮策によって、人々の生活が破壊されたサッチャー政権の時が、もっとも福祉に対するコストが大きくなったらしい。どれだけ不幸の悪循環を生んだか。色々な意味で残念で、悲しいです。

法と制度は目指している方向は同じなんだろうか、やり方が違うのはわかるけれど。社会としては、法も必要だけど、まず福祉制度作りが根本なんだと思う。
十分に人の生活や教育を支えようとする努力をしないで、緊縮政策を進めたり、罰則を増やしたりしていくって、おかしい。


といったところで、書いて、自分の不勉強が滲み出ていることが確かになる。