どんな物事の見方もそこに違和感がなければ偽物である。
もしあるものが現実のものであれ場、なじみになると現実味を失わざるをえない。
哲学者としてものを考察することは、なじんだものから違和感あるものへとたち返ることであり、その違和感のなかで現実のものと向き合うことだ。
ーーポール・ヴァレリー「言わないでおいたこと」