これまでにこういう見方ができる先生、保育者はいたのだろう。気のせいかもしれないけれど、そういう人を昔の本に見つけられるかもしれないけれど、最近の優れた本は、そう言ったことが理論と説明にしても整理されて書かれているのがいいと思う。昔の人の本は、比較的、整理されていない感じがするので、そのエッセンスを取り出すことが難しい。後から出た優れた本の方が整理されていて少ない労力で読めるような気がする。昔の本には、本で、その価値はあると思うけれど。
この本のような見方や考え方(例えば行動の背景を考える、共感から始まるとか)をそれなりに少しはしていたと思う。それをすごくよく言葉にしてくれていて、モヤモヤしていたところに精神の光が当たるというか、そんな経験をこの本でしているような気がする。もっと大事な視点に光が当たって、それが肯定されて、もっと考えたいと促されるみたいな感じがする。
比較的に無意識的というのかな、全く意識していないわけではないけれど、あまり意識的でもなかったことが、より意識的になる、光が当たる、目から鱗みたいな、そんな経験。
反射的に叱るなどの失敗から、一呼吸置いて、その背景を考えるなど、自分も失敗から自分の仕事を修正する努力をしているし、子どもに寄り添う、子ども中心の考え、構成主義の考え方など自分の中にある。そう言ったことは、この本に通じるところがあるけれど、そう言ったことを、すごくよく言葉に、体系的に、エピソードで具体的に整理して表せている感じ。だから、つながりながら、理解や気づきの光が走る感じがする(こう言った教育書に対して怪しげな表現だけど)。
とにかくいい本。
と整理されていないグダグダの書き流しで、この本がなんでいいのか考えている朝だけど、仕事が待っている。
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