量的緩和の話を読んでも、消費税増税からの軽減税率の話を読んでも経済はかなり心理的な現象。緩和にしても引き締めにしても、一つの政策の選択には効果があるのだけど、全体的に考えないといけない。

税にしてもフラットな税か累進課税かというような議論がずっとあるようだけれど、どちらにもメリットとデメリットがあるので、私たちがどういう社会制度を望むのかという、認識や心理の側面が大きいのだと思う。

経済学者やエコノミストが相手の主張を幻想だのどうのこうの言っているけれど、そういうのは無意味なのかもしれない。

トリクルダウンにしても、実際には、そうはならなかったみたいだけれども、机上の空論としては成り立つのだ。今もこの机上の空論が現実に影響を与え続けている。だから自分たちの認識と何を望むのかという問題に帰着するように思う。

もし教育にできることがあるとしたら、子どもたちに、どんな社会が望ましいのか、どういう社会にしたいのか、ビジョンが描けるように助けることかもしれない。そのためには、リテラシー能力や基本的な経済学の知識が必要になる。

 
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ダメだあ。レビュー読むだけで満足してしまう。
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量的緩和政策(アベノミクス)は、失敗だったらしい、がーん。思っていた効果が現れなかったということだけど、この人、信頼できる。こうやって自分の理解を修正していけるのは、優れた知性にあるパタン。