心に太陽をもて

心に太陽を持て

あらしが吹こうが、雪がふろうが、

天には雲、

地には争いが絶えなかろうが!

心に太陽を持て

そうすりゃ、何がこようと平気じゃないか!

どんな暗い日だって

それが明るくしてくれる!



くちびるに歌を持て

ほがらかな調子で。

毎日の苦労に

よし心配が絶えなくとも!

くちびるに歌を持て

そうすりゃ、何がこようと平気じゃないか!

どんなさびしい日だって

それが元気にしてくれる!



他人のためにも、ことばを持て

なやみ、苦しんでいる他人のためにも。

そうして、なんでこんなにほがらかでいられるのか、

それをこう話してやるのだ!

くちびるに歌を持て

勇気を失うな。

心に太陽を持て

そうすりゃ、なんだってふっ飛んでしまう!





by ツェーザル・フライシュレン   

訳者  山本有三