上も下もなくなる

最近、聞いた話で、
最も印象的だったのは、キルケゴールの言葉。

「肝要なことは、われわれ全部が、ひとりひとり各人が、より賢明になることである」(原佑・飯島宗亭「アドラーの書」、『キルゲゴールの講和・遺稿集9』所収)

一人一人が強く賢くなり、団結すれば、上に立つ人間も、威張ったり、不正をしたりできなくなる。平等の関係ができる。

また、こうもキルゲゴールは言った。
「私は戦っている間中は確乎不動なのだ」(大谷長訳『キェルケゴオル選集第13巻』人文書院