モラルジレンマ

チャップリンの「勇敢」を教材として使ったモラルジレンマの授業やりました。
1916年の映画なので、まったく受けなかったら、どうしようと思っていましたが、2年生の子どもたちは楽しそうに見てました。


恐らく貧しいがゆえに盗みをしてしまう女性と、
警察官なのにそれを見逃すチャップリン。さらに自らも盗み、その女性に盗んだものを与えました。
ルール(法律)と目の前の人に対する思いやり(愛)のジレンマでした。


やはりなんかの心理学の本で読んだように、
低学年の子はルールをとても大切にするみたいで、
全員がチャップリンの行動に反対という意見でした。
それでも多少は葛藤が起きたみたいで、
賛成でも反対でもどちらが正解ということではないけど、少し女の人かわいそうじゃない?
女の人を大切に思うチャップリンの気持ちが少しはわかるかなあと言ったら、
うんうんという感じでした。


みんなチャップリンの行動に反対みたいなので、あなたが警察官のチャップリンの立場だったら、どうする、どうやったらチャップリンよりもハッピーにできるという質問にも書いて答えてもらいました。
これがジレンマを止揚する答えも出てきたりしておもしろかったです。ルールを守りつつ、その女性を幸せにできるような答えです。


チャップリンの「勇敢」!
これいい教材だと思います。
小学生から大人までいけそうです。