読書 哲学ルネサンスの対話

「対話はダンスであり、合唱であり、演奏でもある。私の友人で世界的な音楽家ハービー・ハンコックさんが、青年時代、ジャズの巨匠(マイルス・デイビス)と一緒に演奏したときの思い出を、話してくれたことがあります。
 ハンコックさんが、ミスをして真っ青になったとき、巨匠はそのミスした音を取り入れ、絶妙に活かして、より素晴らしい演奏へと展開してくれたというのです。
 ハンコックさんは、感謝を込めて、『これは失敗だ』と思っていることも、よりよい人生を築くための材料になる、と振り返っています。」189項


教育の現場でも、マイルスデイビスのようなことができるかな。失敗を価値創造の方向へ。自分は何ができるのか。自分自身や子どもたちの失敗に対する自分の対応はどうだろうか。トライ&エラー。