人間教育 教育の目的

「教育の目的は、機械を作ることではなく、人間形成、つまり人間をつくることにある。
 人間―なんと偉大な存在であろうか。一切の文化の創造の源であり、その生命の内奥には、計り知れない可能性が秘められている。それを引き出し、磨き上げ、完成へと導き、子ども自身の幸福と社会の繁栄を築いていくのが『人間教育』である。」『新人間革命』「人間教育16」法悟空


極めて大事なことだと思います。原点。「学力」や「コミュニケーション能力」は目標にはなっても、教育の目的にはならないと思う。人生と教育の目的は同じだと思う。ただ「学力」や「コミュニケーション能力」の目標を設定することは大事だと思います。しかし、他に目的には「自律の力」などが要るだろうし、「学力」や「コミュケーション能力」だけでは、目的に十分ではないか(よく考えたら当たり前か)。目的のために必要な力は何だろうか。知育と体育で目的のために必要かつ十分な何かを引き出す助けをすること。


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 教育には、教育理念が必要である。二十一世紀の建設のためには、国家や民族の枠を超え、生命の尊厳観に立脚した、世界市民としての新しいモラル、新しい教育理念が確立されなくてはならない。それがあってこそ、教育の大道は開かれるのである。
 法華経には、「如我等無異」(我が如く等しくして異なること無からしめん)とある。
 仏は、すべての人間の生命に内在する仏界という無限の可能性を開き、万人を平等に、仏自身と同じ境地、境涯にしていく。そこに仏の使命があると説いているのである。
 山本伸一は、ここにこそ、「人間教育」の原理があると確信していた。
 教育の目的は、機械を作ることではなく、人間形成、つまり人間をつくることにある
 人間―なんと偉大な存在であろうか。一切の文化の創造の源であり、その生命の内奥には、計り知れない可能性が秘められている。それを引き出し、磨き上げ、完成へと導き、子ども自身の幸福と社会の繁栄を築いていくのが「人間教育」である。
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『新人間革命』「人間教育16」法悟空


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「人格を育成することほど、偉大な仕事はない。教育こそ、新しい世紀の生命です。実に今日ほど、教育の重要性が叫ばれる時代はありません。
 かつては、国家主義的な教育が一世を風靡した。それが今、ことごとく挫折し、人間教育に視点があてられるようになりました。人間としていかにあるべきか―これが今日の最大のテーマとなっております」
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『新人間革命』「人間教育16」法悟空