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人間教育 三十







山本伸一は、「教育・家庭の年」の出発にあ




たって、教学理論誌『大白蓮華』一月号に、




「教育」と題する詩を発表した。教育部員や




父母はもとより、人間を育成しようとする、




すべての人たちに指針を示し、励ましを送り




たかったのである。そこに、こう詠(うた)った。










子どもはわが所有物ではない




子ども自身が所有者であり ひいては




人類共有の宝であるという




尊敬の上に立った教育が




時代転換のエネルギーとなるからだ







他人を教育することは易しい




自己自身を教育することは難しい




生涯  確たる軌道に乗りながら




自己を教育していくところに









人間革命の道がある







小さな忠告であっても




人生最大の転機をつくることがある




気まぐれの冷笑が




一生癒えぬ心の傷をつくることがある




教育  指導の第一歩は




細やかな心遣(こころづか)いから始まる







そして、詩のなかで、教育実践の基本となる




具体的な在り方を、次のように記している。







一人の人を大切にしよう




一人の人の悩みを聞こう




一人の人の苦しみを引き受けていこう




それが最大の教育であり




学会草創の基本精神であることを忘れまい







それは、伸一が、何度となく訴え、徹底して




きた学会のリーダーの姿にほかならない。




いわば創価学会とは、人生の教師育成の




場であり、学会の歩みそれ自体が、人間




教育運動となっているのだ。




仏法という人間革命の法理は、究極の教育




哲理であるといってよい。







    =2011年3月22日・聖教新聞

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「細やかな心遣い」ここが足りない。子どもにも周りの大人の方にも。

引用したページに誤字がありましたので、修正。
「子ども自身が所有物であり」→「子ども自身が所有者」