茂木さん インツイッターより メモ

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kenichiromogi 茂木健一郎
あらゆる文脈で、「優等生」を目指す人。立派です。がんばってください。でも、「落第生」とも親友になろうね。それで始めて世界が完結する。以上、「転ぶ」ことについての連続ツイートでした。
20分前

kenichiromogi 茂木健一郎
転(9)とりあえずは、ある目標を立てることは良い。そこで常に考えておかなければならないのは、それが達成できず、「転んで」しまった時のこと。エリート養成のあらゆるシステムは、落第生のことまで考えていなければ、不十分。そして、往々にして落第生が世界を変える。
21分前

kenichiromogi 茂木健一郎
転(8)「良い大学」に入り、「一流企業」に入ることを目標とし、実現した人はおめでとうございます。しかし、どこかで挫折したって、それで人生が終わりじゃない。どう転んでも、人生は人生。他人にとやかく言われる筋合いはない。何がいいかなんて、そう簡単にわかるわけじゃない。
23分前

kenichiromogi 茂木健一郎
転(7)勉強ができることに越したことはないが、教科書を一頁も開いたことがないという人で、立派な役者になっている人もいる。台詞を覚えたり回したりするのも超一流。国語をやるに越したことはないが、やらなくても、人生はある。どう転んでも人生はある。
24分前
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kenichiromogi 茂木健一郎
転(6)育みや学び。科学的な見地から、「こうするといいかもしれません」という示唆をすることはできる。しかし、例えそのような条件が整わなかったとしても、それも一つの人生。どう転んでも、立派な人生。他人が代わりに生きてくれるわけでもない。
25分前

kenichiromogi 茂木健一郎
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転(5)一般に、脳科学認知科学の(統計的傾向に過ぎない)知見を、人を差別したり、決めつけたりすることに使うのは、科学的に間違っており、生命哲学的に不適切である。たとえ、ある統計的事実があったとしても、「そんなことは知るか」と挑戦する自由と権利は誰にでもある。
27分前

kenichiromogi 茂木健一郎
転(4)外国語は幼少期に始めた方がいい、などとマントラのように唱える人がいる。しかし、たまたま始めるのが遅かった人にとっては、もはや仕方がない。その時点から、ベストを尽くすしかない。ジョセフ・コンラッドのように、二十歳を過ぎて英語に接し、英語で小説を書く人になった例もある。
28分前

kenichiromogi 茂木健一郎
転(3)母親が安全基地を与えてくれた場合にはいいけど、与えてくれないような母親だったり、母親が不在だったとしても、それはそれで仕方がない。前向きに生きていくしかない。一度限りの、かけがえのない人生なのだ。
30分前

kenichiromogi 茂木健一郎
転(2)子どもの発達において、母親が「安全基地」を与えることが大切なのは事実である。しかし、ボウルビィの研究の主眼は、「安全基地」の重要性を検証しつつ、それが失われて育った人を助けることにあったのであって、人を差別したり、区別したりするためではない。
31分前
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kenichiromogi 茂木健一郎
転(1)「どっちに転んでもなるようにしかならない」というのは人生の一大真実である。脳の育みや学びについての政策は、とりわけ、どっちに転んでもなるようにしかならないんだから、とりあえず過去を引き受けてベストを尽くすしかない。
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