Summer Reading: Closing the Rich/Poor Reading Achievement Gap (Language and Literacy)
- 作者: Richard L. Allington,Anne McGill-Franzen,Gerald G. Duffy
- 出版社/メーカー: Teachers College Pr
- 発売日: 2012/12/14
- メディア: ペーパーバック
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アーリントンの主著の結論の延長にある話。
夏休みになると、
貧しい家庭と裕福な家庭で読書にギャップがある。
貧しい家庭は本にアクセスするチャンスが裕福な家庭に比べて少ないからだ。
二つの原則。
選んで読むこと。
90%以上理解できる本が十分にあること。
めちゃくちゃシンプルなことだけど、軽視されていること。
では、子どもたちへの本の供給をどうするのかという話になる。
少なくとも8冊以上12冊くらいの子どもたちが選んだ本を貸し出す。簡単な読書記録がある。
これだけでギャップが少なくなったという結果が出たらしい。
他にはアメリカには本をのせた移動できる車型の図書館があるみたいで、それを利用するとか。
自分の国の仕事に繋げて考えてみると、
クラスからの貸し出しを、アメリカより休みが少ないので、少なくとも6冊以上夏休み前に本を借りて行くようにするとか。学校図書館の本を貸し出しができる冊数を大幅に増やすとか、そんなことがこのギャップを埋めるためにできそう。家庭によって読書環境が大きく違ってくるのは日本でも変わらない問題だろうと思う。
こんなシンプルな話に、三千円五百円くらいはらってしまったけれど、言われてみれば、そういう問題があるし、できることもあるということで、読んだことを活かしたいです。
明日届く予定のアーリントンの本が楽しみだなあ。
より読書教育を磨いていけるといいな。