- 作者: 安斎育郎
- 出版社/メーカー: 新日本出版社
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: 単行本
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理科的な側面と、社会科的な側面と両方から要点がまとめてあって、すごくよかった。原発体制が広がっていたのは、思っていたのよりも遅かった。その裏には悪名高い、他でも見かける元首相が何人も登場。原発のためのお金を集める巧妙な仕組みとそのお金を餌にこの愚劣な状況をつくりあげた歴史。そしてこの体制を自発的に支えてきた多数の国民。安心だ安心だといって原発を推進してきて、福島原発事故があっての再稼働。
どちらかというと、社会科的な側面により関心をこの本を読んでもちました。それにしても酷い歴史だと思いました。僕が生まれる10年前くらいから、この原発推進政策とベトナム戦争があって、僕が生まれてからも酷い判断がたくさんありました。そして今、これから。
オランダの教育政策みたいに、方向転換していこうという潮流が日本では大きくなっていかないのか。大きくしていくものなのか…。