チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで

チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで

チョムスキーが語る戦争のからくり: ヒロシマからドローン兵器の時代まで

今日はこのチョムスキーの本を読み始めました。2013年の本なのに、もう翻訳されていいるのもあって、書店で買ってしまいました。前書きで対談者のアンドレ・ヴルチェクという人がチョムスキーとのメールのやりとりで妻のキャロルについてチョムスキーが語りながら「ぼくはしょっちゅう牢屋に入れられてからね」と言ってたことを紹介していた。ベトナム戦争の頃で、しょっちゅう牢屋にって…。専門の言語学の本は途中で挫折して、こういう一般人向けの本は何冊か読んだことがあるけれど、チョムスキー自身についてももっと知りたいなと思いました。
  対談のはじめの一文は、対談者のアンドレ・ヴルチェクの以下の文。「第二次世界大戦後の世界では、五〇〇〇万から五五〇〇万とも言われる数の人々が西欧諸国の植民地主義新植民地主義の結果、亡くなっています。」 
政治のことでもその他のもことでも、なんだか知らないことだらけで(それが当たり前のことだとも思うけど)、昔のことも、今のこともと思って少しぐったりするけれど、やはり著者や本や問いを精選して本を読んでいくことだとも思うかな(また他の方法でも探究すること)。チョムスキーの本はできるだけ全部読んでおきたい。新しい本っていうのはいいですね。楽しみに読み進めようと思います。 
チョムスキー「市場が支配する社会では、外部のことは考えないで済ませるという本質的な傾向がある。目前の取引に関係のないこと、他人にしか関わりのないことには目をつぶるという態度ですね。」23項
日本もこの点はアメリカと変わらないと思う。とりあえず今が潤えばいい。これから生まれてくる人たちのことは目をつぶろう、考えることはやめましょうってね。