牧口常三郎の思想』再読。自分の命と取っ替えっこで、『人生地理学』の注釈作業をしたという話がとても心に残りました。ジンメルの命は守るものではなく捧げるものだという言葉を思い出しました。何に命を捧げるか。それは、とても限られたものになると思います。
「恐らく、人々は、私と同じように、生命というものを世界観の中心に据えて尊重して来たに違いない。そして、その結果、彼らが知ったのは、生命はこれを守るべきものではなく、捧げるものであるということであった。」『愛の断想・日々の断想』64項