フランス教育思想史

歴史を学ぶと現在がよりわかるようになる。
デュルケムのいうとおりだと思った。


教育の世界で言えば、
新しいことを過剰に必要以上に有り難がったり、重くみたりしないですむ。
何が新しく何が今までにあったものかなど、より正確に評価できるし、
何を狙っているのかもすぐに分かる。流行に右往左往しないですむ。


フランスで近代の学校の原型が出てきた頃(8世紀頃、中世が近代を準備した)の学校自体の重要な概念は「集中化」と「組織化」。
それまで、ある場所で論理学を教えてもらって、違う場所で算術を習うといった感じで、バラバラだったわけです。それをキリストの教の人たちが必要から、集中化と組織化がなされる学校というシステムを作った。そのことにどのような意義のあるのか。


脱学校という議論もあるけれど、インターネットの発展も大事だけど、それはこの観点からも考慮して考える必要があると思います。


そもそも学校にはどのような意義があるのか。