スキナー

テキストそのものに対してだけ集中するという研究法が誤っていることを論証している。これは分かる。



構造化は類似性から可能になるもの。比較することによって、似ていることによってはじめて理論化、構造化できる。




テキストだけに集中するという研究法の誤りをまず論証している。テキストにいわゆる作者の伝えたい事(主題)があるだろうという構えで読むと、神話が生まれる危険があるという。これって伝統的な主題(といってもいいし、二瓶先生のように違った呼び方でもいいけれど)を読み取るという国語の授業を間違っていると批判しているのと同じだと思う。

そういえば、
主題という言葉は指導要領からいつからか消えた。


記時錯誤の危険。
これは大いにあり得る。
当時、テキストを書いた人が知り得なかったことに、今の学者の人が自分に関連づけて、あり得ない解釈を発見してしまうということ。


僕たちは昔の思想、テキストに対してこういったことをやりがち。歴史上の人物たちのことを誤解してしまう。




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