結局、多様な視点から考えるということに尽きるかな。
児童・生徒・学生の視点、両親や家庭の視点、教師や教育当事者の視点、国家や社会体制の視点、教会や宗教の視点、学校の視点など…。

僕は児童・生徒・学生の観点が一番重要な視点であると思うけれど、これだけだと偏った見方しかできないと思う。ただ児童・生徒・学生の視点が蔑ろされてきた事実はあって、子どもたちの視点は無視されてきた。この子どもたちの視点を抜いて教育について考えても、酷い失敗することが目に見えています。


そう考えたら、子どもたちの視点だけに立つほうが、その他の視点にたつだけよりも、だいぶいいというか、決定的にいい。でも多様な視点で考えたほうがもっともっといいと思う。ここも決定的な違いがあると思う。


子どもたちの視点だけで考えると教育の多様な側面をだいぶ見失うと思う。



これまで子どもたちの視点が無視されてきた歴史や事実、今もそういうことがたくさんあるだろうことを考えると、いろいろ思うところはあるけれど(僕だって教育のミスマッチで不快な思いをたくさんしてきましたから)、狭い視野は明確に劣っていると思う。


ダメだと思うような方法にもいいところがあるかもしれない。一理あるかもしれない。
違う視点との関連からよく考えれば価値を見出せるかもしれない。
価値に気づけないだけかもしれない。
僕は簡単に切り捨てることができないです。


よく考えるとメリットもデメリットも分かってきて、なんとも単純には否定できないとか。


でもダメなものはダメ。簡単なことではないけど、そこらへんの区別がつくこと。


「学問は綱渡りや皿回しとは違う。芸を覚えるのは末のことである。人間が出来るのが目的である。大小の区別のつく、軽重の等差を知る。好悪の判然する、善悪の分界を呑み込んだ、賢愚、真偽、正邪の批判を謬まらざる大丈夫が出来上がるのが目的である。」夏目漱石



①子どもの視点が最も大事であること。
②多様な視点から考える事。


多様な視点から考えることに尽きないか。優先するべきことが分かること。