無藤隆

超簡単、保育の記録の取り方と改訂ポイントへの結びつけ方。
 記録を取る。10分とか20分とか30分とかのエピソード。
 事実(子どもと保育者の言動)と解釈(意図や意味)と分けて記録する。(事実と解釈は相対的に決まることなので、厳密さは不要。)
 そこで考えたことをその都度ごとにメモを書き入れる。(この発言はこういう意味があり、こういう学びの可能性があるのではないか、等。)
 以上から考察をする。次の項目。
1)経緯。これまでの活動の流れ。どういう経緯でそのエピソードに至ったか。
2)環境。どういうもの・人が配置され、やりとりや影響関係があったのか。
3)働きかけ。保育者はどう応答し、働きかけたのか。
4)その他。考えたこと何でも。
5)10の姿(とその項目、数十)のいくつかに結びつける。必ず重点的な数個程度にして、複数と関連づける。
6)資質・能力の3つの柱について、各々、1行で、上のエピソードでの子どもの学びの中心を挙げる。
 全体でA4数ページ程度に納める。

とても有り難いです。

教育課程部会 教育課程企画特別部会(第20回) 配付資料:文部科学省