僕がカイさんやゴリさんの学級を参観することはできたのは、もう9年とか10年前です(その後さらに遠くに進まれているのだろう)。風越学園がどのような学校になるのか想像した時に、あのカイさんやゴリさんの学級の雰囲気、質感が学校単位で実現されるのかもしれないということを思ってとてもワクワクします。アレグザンダーの本じゃないけれど、あの生き生きと幸せそうな子どもたちの感じ、質感、忘れられないです。あの質感、どちらの方法が学力を伸ばすのかというような量的な研究に表れない、決定的な価値を心に捉えることができました。あの質感が、とんでもない成果だったんだと思う。

それでなぜよかったのか、いくらかでも言語化する方法が哲学やパタンだと思います。自分は、それなりに時間が経って、前よりもそのことを言葉にできるようになっていると思います。言葉にできるのと、実際にやれるのでは、また大きな隔たりがあるのが、ちょっと絶望ですけど、頑張りたいです。

イエナプラン教育は映像でしか見たことがないけれど、決定的なのは、理念もあるけれど、あの質感だと思う。

自分なりにだけど、あの時もカイさんとゴリさんの背中を追っていて、今も追っているという嬉しさ。