「一念に億劫〜」はイチローの哲学に通じる。イチローは、周りが「何千本安打」「打率4割」と期待する中、目標を聞かれると常に「次の打席でヒットを打つことです」と語ってきた。それは「一打席一打席を大切にする」という哲学の散文的表現。で、イチローはそれを実践し続けてきた。
そして史上未踏の結果を残した。そんなイチローが「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道」と言い換えを行う精神は、「一打席一打席大切に」という表現の「(威力の)(言い)足りなさ」を補完したいという欲望にも駆動されていると思う。
通途的には「今を大切に」「一人を大切に」っていう敷衍表現になるところを「一念に億劫〜」って書けば、読み手の心への響き方が違ってくる。ありふれた言葉が時に威力をなくすことは夙に知られてるけど、なるべく「死ににくい表現にする」という努力は書き手として大事。
— 正木伸城 (@lumCIniNGnBDurw) June 2, 2019
僕もこれがいい。1日1日を大切に、今ここを大切に。
あまり先のことを無理かな。今年度、今日ヒットを打てるように、あした次のヒットを打てるように生きる。