「「必ず心の固きに仮りて 神の守り 則ち強し」という中国の僧侶の言葉を日蓮が手紙で引用しています。心が固いことの価値はあるけど、その逆、心の柔らかさ、柔軟さにも価値があること、物事の両面性を忘れてはいけないと思います。場面によって、固い、強い心が大切な時もありますし、しなやかな、柔軟性のある心、精神が強い、大切な時もある。これは急がば回れも善は急げもそれぞれ状況によって価値があり、間違いではないように。実践的には、どちらもできるように心を備えていることが大切。

日蓮は、相手の状況に応じて、相手に届く言葉を表現していたと人として知られています。この状況は、そういう場面だったのだろう。