大学の通信教育で得た最高の学びは、最後の卒業式の創立者のスピーチと2冊の本の出会いでした。レポートの課題で、紹介してくれたのは、たぶん知人の方のゼミの先生です。両方とも、中学生以上ならなんとか読めそうなので、図書コーナーに置きたい本です。うん、やはり教科書ではないです。教科書は地図みたいな、ガイドみたいなものだと思う。これに執着する意味は感じられません。これを暗記させて再生させる教育(人によるけれど、そういったテストが多かった)になんの意味があるんだろう。教科書も地図も暗記するものではなく、活用するものだと思います。これでよりいい教育(教育学部でした)ができるようになるのだろうか。教員採用試験はどうだろう。出口であり入り口である教員採用試験、これはいい教育をつくる試験になっているのだろうか。あまり同じところをぐるぐる回ったり、遠回りしている時間はないです。
- 作者: 立花隆
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: ペーパーバック
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プロローグで生態学的思考の真髄として、
ドストエフスキーの言葉が紹介されていました。
「各人はすべてのことについて、万人に責任がある」
自然科学が与えてくれる知識に対して、
生態学のチエは経験からにじみ出てくるようなチエであるとのことです。
科学はチエとはいえないか。
- 作者: 長谷川眞理子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1999/06/21
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わかりやすくて、おもしろかったです。勉強は楽しい。