心こそ大切なれ


日蓮の言葉

「人にものををしふると申すは 車のおもけれども油をぬりてまわり・ふねを水にうかべてゆきやすきやうにをしへ候なり」


「仮令(たとい)強言なれども人をたすくれば実語・軟語なるべし、設(たと)ひ軟語なれども人を損ずるは妄語・強言なり」(善無畏三蔵抄 P890)



【通解】たとえ強く荒々しい言葉であっても、人を助ければ真実の言葉であり、柔らかい言葉である。たとえ柔らかい言葉であっても、人を誤らせれば偽りの言葉であり、強く荒い言葉である。


真実の言葉だと思う。人権教育の偉い人が、子どもを「〜さん」と呼ぶべきだと指導したのを聞いたり本で読んだりしたことがあるけど、はっきり言って呼び方なんて関係ないと思う。大事なことは心であり、相手との関係だと思います。それに問いかけようと命令だろうが伝え方は実は関係ないのでは思うところがあります。いや伝え方は関係あるし意味があるか。問いかけるのか命令するのか、IメッセージなのかYOUメッセージなのかで全然違う。でも強くいうのと、柔らかくいうのと、これらは相手に伝わるかに関係ないのかもしれないです。大事なのは心だろうと思います。相手のことを本当に思った言葉なら伝わるはずです。