第四章は兵役拒否の思想史について、とても勉強になりました、それに楽しく読ませていただきました。お風呂で第四章を読み終えて次は第五章のはじめのところ。そこまでに、カントの義務の思想がいろいろな方向に解釈されて利用される危険性があるという話がありました。ただこの思想を徹底するとどう考えても国家の論理に回収されるものではないと思う。カント自身がその義務の思想の先に国家を考えていたという記述が今読んでいる本にあったような、でもカント自身の考えを徹底するとそうはならないと思う。むしろショーペンハウアーの方向に解釈されるのが妥当だと思う。読み進めるとここいらへんの謎が解けてくるかもしれない。自分の認識を進めよう。



カントの義務は形式的で純粋な道徳義務で経験な意味での道徳義務ではない。やはりこの5章を読み進めると謎が解けてきそうです。