Putting the Practices Into Action: Implementing the Common Core Standards for Mathematical Practice K-8

Putting the Practices Into Action: Implementing the Common Core Standards for Mathematical Practice K-8

Putting the Practices Into Action: Implementing the Common Core Standards for Mathematical Practice K-8

今日はこれを再読。Susan O'Connellを特に丁寧に追いたい。


インザミドルを読んで、一緒に読んでくれる人がいることはなんて心強いのだろうと思った。
この本は誰も一緒に読んでくれる人がいないから、独りの戦いだ。がんばるのだ。
これが僕のgw。でもいいのだ。これが自分なのだ。


だらだら読んでいたら、イントロダクションを読むだけで1時間半くらいかかってしまった。


イントロダクション

the CCSS(The common core state standards)が目指すものはただのドリル的な学習で、ただ知識を得るだけではなくて、知識の応用、知識の深い理解を目指すものだと言う。これは『理解をもたらすカリキュラム設計』の目指す方向と軌を一つにする。日本の国が打ち出している教育の目標とも重なるところだと思う。


では具体的にどのようなことを目標としているのか。

1.問題を理解し、問題の解決をがんばってやり通す。
これは効果的な問題解決者になるためのスキルや態度を強調するもの。

2.量的に、抽象的に、理論に基づいて推論する。
これは現実の状況と問題を象徴的に表現することの関連を理解する能力にフォーカスするもの。


3.実行可能な主張を構成し、他の人の推論を批判する。


4.モデル化する
図や表、グラフ、方程式などを使ってモデル化する。算数・数学を実際の世界の問題解決に活用すること。

5.戦略的に適切なツールを使うこと。


6.正確に扱う。


7.ストラクチャーを求め、使う。
パターンや特徴を通して、ストラクチャーを理解する能力を強調する。


8.規則性を探し、表現すること。


日本の算数の教科書の目標ともそんなに変わらないかな。この本も、他のスーザンの本もそうだけど、じゃあどうやって、この目標を達成する為の授業をするのか。その具体的なアイデアを学んでいくのが楽しみ。


次は1章スタンダード・ベースド・ティーチングの進化

スタンダードベースの授業の歴史をあつかった章。
もともと算数・数学の授業はドリル的な学習や公式の暗記、一つの答えを求めるといった特徴があったが、それでいいのだろうかとなったそうだ。その違和感からか、
1989年にNCTM(the National Council of Teacher of Mathematics)というところが、"Curriculum and Evaluation Standards for School Mathematics"というものを出版した。これがスタンダードベースのアプローチを引き起こすことになる。


最初のスタンダードは4つ。
1.問題解決としての算数・数学
2.コミュケーションとして算数・数学
3.推論(Reasoning)としての算数・数学
4算数・数学的な関連



他のインターネットの上で日本人がまとめたページがあって、このスタンダードは日本の学習指導要領みたいに国ではなくて州からできたものだという指摘があったけれど、それとこの章に書いてあることが違うと思う。ナショナルとあるから、おそらく国家的な会議からこのスタンダードは生まれた。その意味では日本と同じであるし、日本はアメリカよりも先駆けて国レベルのスタンダードを作っていたことになる。



2000年、同じところからあたらなスタンダードが発表される。

それはコンテンツとプロセスからなる10のスタンダード。


この2000年に発表されたスタンダードの影響がありつつ、the CCSSが生まれる。


https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CB4QFjAA&url=http%3A%2F%2Fwww.mirai-kyoiku.or.jp%2Finfo%2F%25E5%2590%2584%25E5%25B7%259E%25E5%2585%25B1%25E9%2580%259A%25E5%259F%25BA%25E7%25A4%258E%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25BF%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2580%25E3%2583%25BC%25E3%2583%2589common-core-state-standards%25E3%2581%25AB%25E3%2581%25A4%25E3%2581%2584%25E3%2581%25A6%25E3%2580%2580%25E3%2580%2580%25E3%2583%25BC%2F&ei=zMNEVenvB8HAmAWf94DIAw&usg=AFQjCNETnDgVOJtd7wDQFkMUlgKrPmzhug&sig2=_S7Ym-lvmPHQLzJ8i1EScw&bvm=bv.92291466,d.dGY


24歳のエンジニアが考える、教育イノベーションの未来(後編)【連載:上杉周作③】 - エンジニアtype

二つを確認すると、国家主導ではなくやはり州主導のスタンダードなのか。日本と違う。
NCTMもCCSSも、おそらく州の教育に関連する人たちの代表者が集まった会議で、その中で決まったものなのかな。



第二章はそのCCSSのスタンダード1、「問題を理解し、問題の解決をがんばってやり通す。」の探究だ。

有効な問題解決者は次の三つのことを含んでいるとのこと。

1.問題解決のプロセスと、どのように最初から最後までそのプロセスをナビゲートするのか理解している。
2.問題解決の方略のレパートリーと与えられた問題を理解する方略を選択する能力。
3.混乱を扱う傾向、性質と問題を解決するまでがんばってやり通すこと。


問題解決の思考のプロセス 大切なステップ

・どんなことが問われているか?
・どのようにはじめるべきか?
・重要なデータはどこか?(分かっていることは何かということ、その中でも解決に大切なこと)
・データと一緒にするべきことは何か?
・わたしの計画はうまく働くだろうか?
・わたしの答えは筋が通っているだろうか?
・戻る必要はあるだろうか、違う方略を試すか?


問われていることを特定し、必要な情報を明確にする。答えに導くための計画をしなければならない。


問題解決の方略と子どもた本当に知るべきこと

・演算を選択する。
演算の意味を理解する。適切な方程式をたてる、問題の状況を表すために。

・絵をかく。
問題の状況を絵に表す。問題を表すためにモデルを使う。問題の中から洞察を得るためにモデルを分析する。


・パターンを見つける。
数字の間の関連を求めることの大切さを知る。解決に導くためのパターンを見極める。


・表を作る。
解決に導くためにパターンや関数をより簡単に見分けるためにデータをオーガナイズする。解決策を見つけるためにパターンを続けたり、関数を適用したりする。


・推論とチェック
トライアンドエラー。答えに近づけるためにナンバーセンスを利用する。問題解決のプロセスの間して調節して、基礎を数学的な推論に置く。


・リストをまとめる。
はじめを見極め、体系的に解決に向かう。問題を簡略化したり、混乱している情報をオーガナイズするためにモデルを作る。


・論理的な推論を使う。
問題を簡略化するために、混乱している情報をまとめる。問題を解決するために推論をする。証拠に基づいて答えをえがく。因果関係を見極める。


・後ろに働く
分かっていることを見極める。失われたデータを見つける、問題にあらわれる場所に関わらず。解決法を見つけるために、後ろに働くために逆の操作、演算をする。


ここまでどうってことないけれど、今の自分の授業に関連づけて考えると、ノートなどに、問題解決のために図や絵、表を作るなどの労を子どもたちに惜しませないようにすること。実際に書かないと使えるようになるわけない。穴埋めで終わったらだめということ。