読書 a place of wonder

A Place for Wonder: Reading and Writing Nonfiction in the Primary Grades

A Place for Wonder: Reading and Writing Nonfiction in the Primary Grades

メンターテキストを使ったノンフィクションライティングの本もあるけれど、まずこの本。
確かアトウェルもこの本を紹介していたし、ステファニーハーヴェイが推薦文を書いている。
僕はまず個の学びについての先行研究文献を優先して学ぶことに。


グループ学習については、もう少し後かな。
個で学びながらも、ゆるく繋がっていれば、協同学習のフリーライダーなどのリスクを避けつつ、協同学習で得られる恩恵の多くを得ることができる、たぶん。


なぜグループなのかっていう理由の一つに大人になった時の仕事がそうだからだというものも、そういえばあった。確かに仕事はグループで何かパフォーマンスするということが多い。使い分けで、グループで学習する機会もあるから、協同学習についても、もう一度学び直したい。


ジョージアハードは作文の修正(文章を磨くプロセス)でも、詩の授業でも、すごくいい本を出してして、このノンフィクションライティングの分野でも、精読すれば、得るものが大きいだろうと予想します。


正直、英語文献を読んでいても、これは外れたと思うこともたくさんあるけれど、ジョージアハードは、読んでよかったと心から思える著者の一人。



最初から丁寧に読み始めた。
ジョージアハードはフレッチャーと友だちらしい。イントロダクションは、フレッチャーのライティングセミナーでの話からはじまる。子どもの時に外で遊んだ場所の地図を作る。センスオブワンダーやミステリースポットに「X」と書く。これを教室に関連づけて、教室がそのセンスオブワンダーを支えるような場所になっているのかという。


自分の教室でいうと本はそこそこあるから、それは探究できる要素の一つになっていると思う。後はモンシロチョウの幼虫がいるくらいか。


チャプター1はワンダーワールドを創ること


「?」から探究がはじまって、
チャプター1のワンダーセンターのアイデアは単元学習でも使えるらしい。
ジョージアハードの教室はこの?ワンダーを探究していることが日常っぽい。
続きも丁寧に読むべし。採用試験の勉強よりもこの続きを読みたくなってしまった。

本当に自分の問いだからこそ、真剣に学べるということはある。
僕も本当に知りたいからこそ、この分野について熱心になれる。



1.the wonder senter
子どもたちが疑問(ワンダー)を書く場所らしい。
センタータイム、ライティングワークショップタイムがある。
ライティング・ワークショップの題材集めに繋がっていくのは分かるけれど、
センタータイムって何するのか。


疑問があれば付箋に書いて常時、このワンダーセンターに貼るようにする。毎週金曜日にこの疑問にトークする。


思い出した。
僕が本を読むようになったのは池田先生のおかげ。
本を読んで、それがきっかけで苦しむことにもなったけれど、本当の意味で救われた。
先生が子どもたちに向けて書いたもので、レオナルドダビンビか、キュリー夫人か忘れてしまったけれど、こういうセンスオブワンダー、不思議に思うこと、?を大切にしてほしいというメッセージのものがあった。僕の原点は池田先生との関わりと本を読むことだ。先生の思いのすべてを生きることができないけれど、その一部だけでも僕は受け継ぎたいと思って今までやってきた。先生の子どもたちへのメッセージを実現して、促進するものを追求したい。



センタータイムは10分間。
これはワンダーウォールという取り組みと同じだと思った。以前に、取り組んだことがある。



2.waonder of the week
これは一つの質問に対してみんなで考えいくということみたい。
毎週水曜日にpondering timeというリサーチをみんなで共有する時間がある。

幼稚園の子どもが出した質問は「お金はどのように作られるのか」というもの。
他には「どんな種類の動物が草を食べるのか?」


ワンダーオブウィークと書かれた模造紙の見出しにこの問いがあって、
子どもたちは金曜日までに毎日、自分の理論や説明を書いていく。金曜日にこれを共有する。


日本の小学校でも問題から算数でも理科でも社会科でもはじまるのは変わらないけれど、こうやって日々、子どもたちの問いを大切にするような取り組みはすてきだと思う。センタータイムというのをとれるのかという問題があるか。朝の時間を使えばできるかな。だってたった10分間だから。


自らの問いを追求していくことがクラスの文化となるようにできらたらすてきかもしれない。




3.pondering time and whole-class shared research
ここのはじめのところでダビンチ、これまでにキング牧師、ローザパークスなどが出ていた。子どもたちはローザパークスのバスボイコット運動の場面を演じて遊んでいた。


この熟考タイムの間にどんなやり取りがされているのか描かれている。
繰り返されるやりとりは、それぞれの疑問の答えはどのように得られたのかということ。
本を読んだ、テレビで見た、雑誌で読んだなど。
その答えをHow We Explore Questionsというチャートにまとめていく。

どのようにお金は作られるのかという問いの探究で、
図書館の司書に相談した子がいて偉いなあと思った。
学級の中に、こういう姿が出てきたら素敵だと思う。
でもそういえば去年社会科の授業でチーム学習をした時に、図書館まで行って、問いに答えるために本を探しにいってくれた子もいた。そういう子が多く出てくるようになるといいな。


で、このお金の疑問に対する答えもいろいろな視点から深められていてすごいと思った。
まだチャプター1のp21くらいだけど、やはりジョージアハードの実践はすてきだと思う。




4. Pet Observation and Wonder Journals