人は心が愉快であれば

終日歩んでも嫌になることはないが、

心に憂いがあれば

わずか一里でも嫌になる。

人生の行路もこれと同様で、

人は常に明るく愉快な心をもって

人生の行路を歩まねばならぬ。


樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、

それは果実だと誰もが答えるだろう。

しかし実際には種なのだ。

(ドイツの哲学者、古典文献学者 / 1844〜1900)