フーコー

タイトル  ミシェル・フーコー講義集成 コレージュ・ド・フランス講義 12 自己と他者の統治
著者名等  ミシェル・フーコー/著  ≪再検索≫
出版者   筑摩書房
出版年   2010.4
大きさ等  22cm 498,7p
注記    Le gouvernement de soi et des autres./の翻

NDC分類 135.5
要旨    政治におけるパレーシアとは何か―フーコー哲学の到達点を示す最晩年の講義。カント「
啓蒙について」からパレーシア概念へ―稀有な哲学者が織りなす最晩年の思考の閃光。
目次    方法についての注釈;カントのテクスト「啓蒙とは何か」の分析;刊行に関する条件:雑
誌;キリスト教世界の啓蒙とユダヤ教世界のハスカーラーの出会い:良人の自由;哲学と
現在性;フランス革命についての問い;批判の二通りの継承;未成年状態という観念:本
来的な無能力でもなく、権利の専横的な剥奪でもない;未成年状態から抜け出ること、批
判という営みを行うこと;三つの『批判』の影〔ほか〕
内容    カント「啓蒙について」から、パレーシア概念へ。“真理の勇気”が古代のデモクラシー
においていかに倫理的基礎を成していたかを検証し、それが変形する過程を展望する。フ
ーコー哲学の到達点を示す最晩年の講義。



ミシェル・フーコー講義集成 コレージュ・ド・フランス講義 1983−1984年度
 13 真理の勇気
著者名等  ミシェル・フーコー/著  ≪再検索≫
出版者   筑摩書房
出版年   2012.2
大きさ等  22cm 459,9p
注記    Le courage de la ve´rite´./の翻訳
NDC分類 135.5
要旨    パレーシア(勇気をもって真理を語る)概念についての考究を、政治におけるパレーシア
に焦点を定めつつ古代哲学の読み直しを試みた前年の主題をうけてさらに深めてゆき、ソ
クラテスやキュニコス派を独創的なやり方で提示、ギリシア・ラテン思想とキリスト教
の関係をも展望する。権力や死を前に真理を語る古代の哲学者の言説が、フーコー自身の
病と死の地平から放たれるかのような稀有な輝きとともに繰り広げられてゆく、哲学的遺
言とも言うべきフーコーの最終講義。
目次    認識論的諸構造と、真理表明術の諸形式;パレーシアに関する研究の系譜。自己自身に関
する“真なることを語ること”の諸実践;自己への配慮の地平における生存の師;その主
要な特徴としてのパレーシア;パレーシア概念の起源について;パレーシアの二重の意味
;構造上の諸特徴。真理、契約、リスク;パレーシア的協定;パレーシア対弁論術;“真
なることを語ること”の種別的方式としてのパレーシア〔ほか〕
内容    パレーシア概念についての考究をさらに深め、ソクラテスキュニコス派を独創的なやり
方で提示、ギリシア・ラテン思想とキリスト教との関係をも展望。未来への起爆力を秘め
た、哲学的遺言とも言うべき最終講義。
ISBN等 4-480-79053-5
ISBN等 978-4-480-79053-8
書誌番号  3-0212011977



興味深いのが
フーコの最晩年の講義で扱ったテキストがプラトンとカントだということ。
牧口常三郎が最晩年に監獄で読んでいたのは、カントのテキスト。


講義を読みつつコレクションの論考も読む。


自分の中にフーコー以前・以後ができるかもしれない。
フーコーをよく読んだあと、プラトンとカントの読みが違ってきそうです。