同じ本と論文を読んで、違うテーマで論文を書いている方を発見

自分と同じ本や論文を読んで論文を書いている人を発見。
http://www.taf.or.jp/report/24/index-1/page/p090.pdf

説明が人のことを言えないけれど、コピペみたいなところを発見。
せめて例をかえて、説明してみるとか、僕でさえしているのにと思ってみたり。
でもこんなこともOKなんだとわかる。だって説明が必要かつ十分にちゃんとしているから、あまり変えようがない。使われている例を変えたり省略したり、付け足したりはできるでしょうけど。説明文もその書いてあることの多くはパロディ作文みたいな感じがする。


伝えることが目的だから、上手な説明はぱくってしまえばいいのかもしれない。そんなに変わりようがない。


1-2 構造整列仮説とシステム性原理 (1)比較プロセスにおける構造整列
認知科学では、一般に世界や知識を記述する際に、対象における属性(attribute)と関係(relation)を 識別する(鈴木, 1996)。ここで属性とは対象の性質であり、典型的には形、色、重さ、大きさなどである。 またこの属性は、種や個体ごとに特定の値(value)をもっている。関係とは、こうした対象同士または属性 同士を結びつける役割をもっている。例えば「犬がりんごを踏んだ」という文においては、犬という対象と りんごという対象が「踏む」という関係によって結びつけられていると考える。
このような属性と関係との識別は、アナロジーにおける類似性認知のプロセスでも行われる(Gentner and Markman, 1997)。それらは(1)「対象レベルの類似性」(object-level similarity)と、(2)「関係レベル の類似性」(relational similarity)とに識別される(Wisniewski and Bassok, 1999)。さらにこのような 類似性認知に含まれる相互に関係づけられた属性間、すなわち構造化された属性間の関係に関する認知には、 それらの属性間の整列(Alignment)、すなわち構造整列(Structural Alignment)のプロセスが関わってい る(Markman, 1997; Bassok and Medin, 1997; Gentner, 1989; Goldstone, 1994; Markman and Gentner, 1997) とされる。
構造整列とは、構造化された属性によって構成される複数のカテゴリー間における共通性や差異を決定す るための相互比較・対照のプロセスであり、これは Gentner らが提示した構造写像理論から派生した仮説で ある(Holland et al., 1986)。すなわち、Gentner らによる構造写像理論をきっかけにして、カテゴリー間 の類似性認知に関する近年の多くの研究では、類似性判断を比較プロセスとして捉え、そのプロセスにおい て属性間の整列や対応づけが試みられると考える(Wisniewski and Bassok, 1999)。


構造整列仮説をちゃんと理解したい。
この論文くらいの詳しさの説明しかまだ読んでいないので、きちんと理解しているとは言いがたいというか、言えない。


実はゲントナーの一番弟子が書いた論考がのっている本が半径一メートル以内にある。少し読んでみたら、鈴木さんの本などの基礎知識のおかげでなんとか読めそうだった。お名前を確認するとリンクの論文で引用されていた論文を書いているMarkmanだった…。読むしかないのか。なぜだかゲントナーの論文のイントロダクションを再読するところで見事に脱線して一時間半くらい…。ノーニューヨーク。