教育学 自然科学からの演繹

なぜ心理学や神経科学や脳科学から演繹した教育論の多くが平凡なのか(空しいのか)、原因がいつくか分かった、たぶん。
一つは、いくら心理や神経や脳という対象の、ごく一部について詳しくても、教育や歴史について疎いからだ。だから、教育学上の新しい発見をしたと勘違いしている時がある。


今まであった教育理論を自然科学的に裏付けるという消極的なレベルを超えることが難しい。

新しい新しいといくら主張しても、全然結論は平凡で新しくないということが起きてくる。


価値と没交渉な自然科学を教育の領域でリードするのは、
結局、教育現象を観察し考察する教育学だと思う。