最初に手に入ったのがこの本だったから、
自分がはじめて読んだハッティの論文は「社会の判定者であり良心であり続ける教育研究者の役割」でした。まず全然違う分野の学者さんだけどサイードを思い出しました。あと優れた学者さんに共通する慎ましさを感じました。
メタ分析のメリットやデメリットについてはかなり言い尽くされるようです。ハッティは主著でそのことについての概要を書いているとのこと。この論文を読んで驚いたのは、僕がハッティの研究のランキングなどについてかじって、ハッティの本を読む前にブツブツブツブツ考えていたことが、この論文でも全て言及されていました。多くの批評家はハッティがメタ分析の手法について言われていることの概要について主著で書いていることと一字一句違わないくらい同じ内容で非難してきたとのこと。この論文だけでも僕はハッティのファンになってしまいました。
https://www.amazon.co.jp/ドイツ教授学へのメタ分析研究の受容-ジョンハッティ「可視化された学習」のインパクト-デザインエッグ社-原田-信之/dp/4865434771/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1518781099&sr=8-1&keywords=ドイツ教授学へのメタ分析