カルラ・リナルディは、レッジョエミリア の教育へのデューイ教育学からの影響を明言しています。その経験には、後の経験にどのような意味があるのか。経験の質を高めていくためのパタンであり実践。それは経済の道でもある。

 

エビデンスは作られた知識でそれ以上の意味はない。だから、教育は、エビデンスを参考にしつつも、子どもたちにとってどのような意味があるのか考えることがより土台にあるように思う。
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「経験と教育」を読む。

「何よりも重要なことは、もたれる経験の「質」にかかっているのである。」

経験の二つの側面。
①快適と不快の側面
②経験がその後の経験にどのような影響を及ぼすかという側面

「教育者の基本的責任は、年少者たちが周囲の条件によって、彼らの現実の経験が形成されるという一般的な原理を知るだけでなく、さらにどのような環境が成長に導くような経験をするうえで役立つかについて、具体的に認識することである。何よりも先ず、教育者は、価値ある経験の形成に寄与するにちがいないすべてものが引き出せるようにと存在している環境−自然的な、社会的な−をどのように利用すべきであるか、そのことを知らなければならない」57項
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自分の10年前くらいの日記のメモから。