この本の機能美に痺れるけれど、チームでも個人でも、この本に匹敵するものを作るのは凄まじく大変な道であると思う。 教育分野で、自分がやってみていいと思うことは、 ①アレグザンダーの思想を抑える。普通に教育に応用できる。似たようなことはみんなやってきているけれど、哲学が持つことができる。原理といってもいいかもしれない。時々、疑ってはみるけど、特に批正できないという・・・。 ②パタンリストを作る。日々の授業を設計する時に役立つ。子どもたちのことは公立校の担任制なら担任は子どもたちをそれなりに知っているはず。その理解と問題状況からパタンを意図的に選択し重ねていくことができるようになる。これはかなり大事だと思う。というのは、書き出して可視化しないと処理し切れないくらいパタンがあると思うから。書き出し可視化することで、よりパタンを重ねやすくなる。 ③時々、書けそうなパタンを記述してみる。これは良い学習になるし、記述がよければ他の人の参考にもなるかもしれない。 教育のパタン・ランゲージの実践本というか概論を作ってみたい。ごちゃごちゃしているので概論と実践例で、読んだ人が、終わりのない自分のパタン・ランゲージを作りはじめられるように。この道は、熟達者の特徴とも合っています。自分がいつ熟達者になれるのかわからないけど、パタン・ランゲージの道で確実に前に少しずつでも進んでいる実感はある。
 
高校生の時から一流から経験するようにという指針を受け止めて意識して生活してきました。なので教員人生のはじめは、僕は心震える実践をされる、一流の先生の実践を実際に見たり、本で読んだりして学んできた。それは間違っていなかったと思う。一流の先生は、みんな優れた教材を使っていたり、その実践を支える様々な手立てがあり、今の自分があるのは、それらのおかげなのです。
 
ここは基盤なんでしょうね(その実践の中にパタンが隠されているのえ)。教育の分野でさらにパタン・ランゲージを使うことを同じ仕事をしている人にやはりおすすめしたいと思います。ここの魅力が誰にでも伝わるようなものを作りたいという思いはある。