昨日は東浩紀さんの新作に対して今更で読む気が起きないと呟いたけど、バディウの「愛」という主題は今更ではないのかと自分にツッコんでみた。

哲学というのは、今更というような主題についても、それが何かを考える学問だと言えると思う。

東さんの本の場合は、20年前に認識していた以上のものを、その著者や本から得られる気がしないから読む気が起きないのだと思った。東さんの前の本を読んだ経験の実感も理由にある。

バディウの場合は、だたの今更ではなくて、彼の哲学から何か新しいものが得られると期待できたら、読みたいと思った。期待通りだった。バディウの本をまた読みたいと思った。