昨日はとんたん先生から、さまざまなお話を伺えました。
課題設定は子どもたちが学び始めてからする。「後だしじゃんけん」。
その会自体が後だしじゃんけんになっていました。
最初に模造紙にグループで学び合いで悩んでいることや聞きたいことを書く。
その後にとんたんさんのお話があり、そこでで多くの悩みに答えが出る、そしてその会がはじまってから明らかになった残りの悩みや聞きたいことについて話し合ったりお話するという内容でした。悩んでいることについての打開策をたくさんいただけたし、学び合いをブラッシュアップできるアイデアをいただくことができました。同じグループにあべたか先生がいらっしゃって、帰りには授業『学び合い』の様子をアイパッドで見せてくださいました。子どもたちがさらによく学びあっているビジョンができてきました。
予習のさせ方については、いろいろバリエーションを考えられることを知りました。今自分が反対されている方法(やり方)をかわしつつ、予習させることは可能だと思います。算数だけじゃなくて、他の教科でもどんどん予習にチャレンジしたいです。
とんたん先生の答えをまとめる。
課題設定が難しい→後出しじゃんけん、予習
結果が出ない→「子どもに結果だけを求める」「結果の出ない勉強なんてありませんぜよ」「努力して結果が出なければ努力の仕方が間違っていますよ。どうすれば結果が出せる?」
授業が長引く→分かることを大事にするなら、時間がかかるのはあたりまえ。どうすればいいかというと予習。
子どもの固定化→課題が簡単だとよく起こる。課題を高度にする。学び合いが熟達してくると能力別の固定化が起きるが、それは当たり前のこと。
学び合いは嫌い→上位の子が言い出したら非常に危険で、一旦やめる決断も必要。学び合いは上位の子を引っ張りこむ必要がある。「教えると何が生まれるのか、そのメリットを十分に分からせる必要がある。
「教えてみてどうだった?」「すっきりしなかった?」お店の人だったら、おじいちゃんから子どもまで商品を説明できる必要がある。たぶん本当に分かるとは説明できることに近いです。
学びが浅い→課題設定を「○○ページが分かる」から「〜の理由が分かる」にする。最終的には学習指導要領の目標に持っていくことが大事。
保護者が不安になる→大事なのは結果を出すこと。結果とは子どもの成績と学習に対する姿勢。「半年は見守ってほしい」「信じて待ってほしい」「必ず変わります」
全員が達成できない!!→毎時間、テンションを上げ続けることは不可能。もっと時間的なゆとりをもって、何度もチャレンジできる環境を作ってあげることが大事。毎時間ごとではなく、少なくとも月単位・または学期単位での達成でよいのでは?
学び合いを維持するのは大変です→最も大事なことは「学びの自立」と「楽しさ」 「自分」でやっている限り、人は簡単には投げ出したりしない。子どもの自立も楽しさを奪っているのは実は教師。余計な仕組み、シラバス、教材で子どもの興味や関心・表現・思考に制限をかけている。そして学ぶ楽しさも。
メモ
佐藤学「学びの共同体」50%手綱をつかんで、50%はなす。
名簿による進度チェック表。青シール→100点の出来。黄色シール→90点くらいの出来。赤シール80点以下の出来。
最後の10分くらいにノートに説明を書く。
子どもを結びつける。情報の橋渡し。つなげる。
学びあう価値のないことは教える(例えば語句)
図工は共同制作がおもしろい。
説明し合って、サインをしてもらう(あべたか先生)