ベルクソン 「意識と生命」

精神のエネルギー (レグルス文庫)

精神のエネルギー (レグルス文庫)

歓喜はいつも生命が成功したこと、生命が地歩を占めたこと、生命が勝利を得たことを告げています。そうして、大きな歓喜なるものには勝鬨のひびきがあります。」
歓喜のあるところにはどこにも、創造があることがわかります。創造が豊かであればあるほど、歓喜は深いのであります。」
「ありとあらゆる人間がどんなときにでも追求しうる創造にこそ、人間の生命の存在理由がある」
「その創造とは自己による自己の創造であり、少しのものからたくさんのものを引きだし、無から何ものかを引きだして、世界のなかにある豊かさにたえず何ものかを付け加える努力によって、人格を成長させること」『意識と生命』