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うわさにたがわぬ素晴らしい映画だった。思想や哲学をテーマにしながら、全く飽きさせない2時間のストーリー構成に感服。
圧巻はアーレントの講義シーン。ナチス戦犯のアイヒマンについて語る。
「世界最大の悪は、平凡な人間が行う悪なのです」
「ソクラテスやプラトン以来私たちは《思考》をこう考えます。自分自身との静かな対話だと。」
「《思考》ができなくなると、平凡な人間が残虐行為に走るのです」
「私が望むのは、《考える》ことで人間が強くなることです」
アーレントは、私たちの誰もが実はアイヒマンになりうる危険性を秘めているということを訴える。これは、まさに現代の問題である。
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敬愛する先生が気になっていたアーレントの映画を見に行かれたみたい。
僕もアーレントの映画見に行きたいです。というか行こう。
音楽でも本でも映画でも同じ。本当にいいものに関わろう。