- 作者: 聖教新聞教学解説部
- 出版社/メーカー: 第三文明社
- 発売日: 1998/04
- メディア: 新書
- この商品を含むブログを見る
大学時代に授業をしてくれた元研究者で今は新聞社の記者をされていて、今もぼくが学び続けている方が担当した本。あの先生の授業は生まれてから最も心に残っている授業の一つでした。たしか仏陀の時代くらいのインド論理学が専門でしたが、その時はカルチャルスタディーズについて教えてくれました。ハンセン病回復者の支援、ホームレスの方の支援などいつも行動している方でもあります。多磨全生園を案内してもらったり、山谷の町について教えてもらったりしました。
死んだ後のことは科学的には証明できないけれど、
死んでもまた仏陀その人や仏陀のお話や仏陀のお話を伝えてくれる方にまた会いたいと思う。僕は会えると信じている。初期の仏典ではないけれど法華経に大好きな言葉がある。「在在諸仏土常与師俱生」と言う言葉です。いろいろなところに、いつも師と一緒に生まれてくるという言葉です。僕はこの言葉が好きでそれを信じています。いろいろな人とまた死んでも会えると思っています。
=========================================
偉大な人として(1)
自分の責任があろうがなかろうが、
あなたは、迷いの心を捨てたにもかかわらず
自分から進んで
このはかなき世に出現された
人に親切をするのには
動機などなくてよい
人を愛するのに
理由などなくてよい
あなたは、友なき人の友となり
家族なき人の家族となった
あなたはその身ですら
喜んで他人に捧げた
他の物などはいうまでもない
あなたは命すら惜しまなかった
(その勇気に)
人々はどれだけ歓喜しただろう
殺されそうになった生き物たちの
身をあなたは、その身で
命をあなたは、その命で
救ったことは、何百回におよぶのだろう
あなたは(地獄などの)悪道に堕ちることを恐れず
天界に生まれることを望まなかった
ただ清らかな心
それのみが、あなたの戒律であった
邪なことはいつもその身から斥け、正しきことのみ行っていた故に
あなたはその行いが無上の清らかさを持っているただ一人の人だった
(百五十の節からなる釈尊をたたえる詩)
================================================
マートリチェータの詩
いい本だと思う。何回も読みたくなる。トルストイの文読む月日みたいに、何度も何度も読みたくなる本。こういう師に出会えて自分自身が問われている。無慈悲な自分を克服すること。
ブッダは歩むブッダは語る―ほんとうの釈尊の姿そして宗教のあり方を問う
- 作者: 友岡雅弥
- 出版社/メーカー: 第三文明社
- 発売日: 2000/12
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (7件) を見る