佐藤優

今日、午前中、読書、フーコーの続き。
佐藤優さんが読んで考察してくださっている池田先生の本を僕はどれも少なくとも5回以上読んでいます。佐藤さんの外交官だった経験、プロテスタントとして、また博学な知識から読み解く池田思想は読んでいて楽しいので、少しずつ気が向いたら読もうと思います。何よりも佐藤さんのおかげで、また池田先生の本を読み直したいと思いました。やはり人が解説したものも時に大切ですが、基本は原典を読んで考えることだと思います。


いくつか途中までのもあるけど読んでみて、一番よかったのは松岡さんとの対談。

ちょうど安保法制について書いてあって、
僕にあった違和感は池田先生の名を出して、政治について、公明党の政策について批判をするべきではないということ。僕はそう思わないです。

「相互防衛、集団安全保障という考え方は、侵略主義の脅威に対して、防衛的な価値をもつものとして生まれたものでした。しかし、現実には何らの効果も発揮できなかったばかりか、むしろ、二度にわたる世界大戦を生んだのも、じつはほかならぬ、この相互防衛ないし集団安全保障という倫理でもあったということが、結果的にいえるわけです」(池田・トインビー対談)


批判・吟味するから公明党のいいところもわるいところも見えてくるし分かってくる。何も考えなければ盲目なままです。それに池田先生の思想からも批判・吟味していくことを僕は当然のことだと思います。