政治家の説明が曖昧で不誠実。


例えば、
テロ等準備罪が国際条約に日本が批准するのに必要だという。

専門家によれば、テロ準備罪は特に必要ないらしい(でもこの専門家の説明を具体的に見たことがないけれど、あるらしい)。


その批判に対して与党の公明党の議員は、
もしそうなら、民主党の時代に、その国際条約に批准できただろう。
できなかったのだから、テロ等準備罪は必要だという。


これって説明していることになるだろうか。ならないと思う。
こういう不誠実な説明を煙に巻くようだと僕は言っています。
期待しているのは、その専門家にどのような指摘があるか、それに正対する回答です。


与党の味方もできるし、野党の味方もできる。
与党に期待するのは、そのような専門家や野党の指摘に対して正対して、政治にできることをよりよくしてもらうことです。そのための議会じゃないのかな。
野党は、的外れな非難でなくて、鋭い批判を重ねて欲しいし、現実的な提案もして欲しい。


木村草太の憲法の新手(56)テロ等準備罪法案 問題山積、いったん廃案に | おきなわ倶楽部
ここに初めて、国際条約批准について、専門家の説明の一端が見れた。
法学者の説明。もう少し詳しく知りたいです。



民主党が国際条約に批准できなかったことは事実だが、
批判に正対しないズラした説明で煙にまく。
これが政治家のテクニックか。
如何わしいとしか、言いようがない。
築いてきた実績や信頼という財産があっても壊れてしまう。