アレグザンダーは問題の解決については命令形で書いたとはじめに書いているけれど、日本語の翻訳はそうなっていない。
 
牧口常三郎が、「経験から出発せよ」「価値を目標をせよ」「経済を原理とせよ」と命令形で教育学のスローガンを表していることとの類似が面白いと思う。
 
翻訳がそうなっていない理由は前にも思ったけれど、きつい感じがするからかもしれない。でも応用科学の理論は、規範を含むものなのだから、ある状況と問題に応じる回答で命令形としてしっくりこないものは実はパタンとして厳しいのかもしれない。ある状況と問題、条件の元では命令形となるということ。
 
僕も命令形の表現はきついからやめようかなとも思っているけれど、それを命令形に直した時にしっくりくるのかどうか、吟味する必要はあると考えています。
 
 
大きなパタンから小さなパタンへという配列になっている。
大きなパタンに小さなパタンが含まれているという構成。
https://www.amazon.co.jp/パタン・ランゲージ―環境設計の手引-クリストファー・アレグザンダー/dp/4306041719/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&dchild=1&keywords=パタン・ランゲージ&qid=1599651140&sr=8-1
 
 
 
「価値を目標をせよ」
例えば、算数で美から導入するという教育パタンがある。垂直と平行を学ぶ時に寄木細工の直観が入るような時。
 
作る教育もこのパタンに含まれると思う。
 
こういう風に分類していけばいいか。
 
 
 
 「経験を出発せよ」教育学のスローガン(つまり教育学を構成するときの原理。科学の原理とも同じといってもいい)なので、教育学の知識を構成するときのスローガンなのです、本当は。でも子どもの認識も知識構成するのだから、そのまま流用できると考えています。