もうすぐ読了しますが、この本は、ハッティの本と同じで最高に省エネ本の一つだと思います。ハッティの本も全てのトピックをカバーしているわけではない。例えば自分は類推について調べていたけど、その類推的学習というトピックがハッティの本にはない(ただ関連するトピックはある)。
僕が大学に行った時にもっとも有難かったことの一つが読書の案内を読書の達人である大学の先生方がしてくれたことです。もちろん授業もかけがえのない経験でしたけど、どの分野にも読むべき良書ってあるんですよね。僕だったら、どの世代の教師にも、特に若い方にこの本を勧めたいです。ブルーノのタキソノミーとの比較でマルザーノ自身が自分の新分類体系を書いているにでブルーノについても学ぶことができます。いろいろな実践や教育科学的な知識、理論がこの新分類体系に位置づけられます。道徳で哲学をされている日本の実践があったり、フランスでは哲学が公教育の中に位置づけられているようです。哲学もマルザーノの新分類体系に位置付けることができます。これができなかったら、大きな欠陥になるなと思ったのですが。

 

 

https://www.amazon.co.jp/教育目標をデザインする-授業設計のための新しい分類体系-ロバート-マルザーノ/dp/4762828165/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=39IIKVRHX4CPS&keywords=マルザーノ&qid=1643917404&sprefix=マルザーノ%2Caps%2C172&sr=8-1