グレーバーの話を受け止めつつ、自分の立場としては、気持ちは左派寄りだけど、中道なんだと思いました。グレーバーの本の中に資本のシステムの消滅を求めるみたいな話もあったけど、それは現実的ではないと思います。現実的には、今だったら各国で適切な分配を模索していくことになる。社会としても個人としても自他ともに幸せに豊かに生きていける道を模索する。

少なくともグレーバーは、資本の論理だけではない、オルタナティブの可能性を教えてくれる。

あとは、モースの贈与論から、人間社会にももともとあったボトムアップに与え合う、助け合う傾向を生かすこと。クラウドファンディングとかもこれに近いのかな。クラウドファンディングに限らないけど、ボトムアップに助け合うような傾向、営みは社会に確実にあるから、それを強くしていくこと(人が、そのようなに成長しないとそうならないのだけど)。ボトムアップに自他ともに豊かになっていく営み。

分配とボトムアップな与え合う、助け合う取り組みなど、資本に対抗する論理で自他ともに豊かに生きているようにバランスをとっていくこと。